
クリントイース・トウッド監督、『ジャージーボーイズ』を鑑賞。
「シェリー」や「君の瞳に恋してる」など大ヒットを飛ばした歌手フランキー・ヴァリと彼がメンバーでもあるバンド"フォー・シーズンズ"の半生を描いた作品。
この映画を観ようとしたのは、僕がずっと探していた曲が使われてていたため。
「December,1963 Oh,What a Night」という曲。
長い間タイトルも歌手も分からずモヤモヤしていましたが、たまたま『ジャージーボーイズ』の予告編を観たら何とその曲が使われていました。
タイトルも歌手も判明し、長年のモヤモヤが晴れました。
さらに「君の瞳に恋してる」のF・ヴァリの唄と知って驚き!
いつどんなシーンで流れるのだろうと楽しみにしながら本編を鑑賞...。
そしたらなんとオープニングでいきなり流れました。
しかし、冒頭部分だけの短い演奏でがっくり。
あっさり終わったなと思いきや、エンディングで再び「December1963 What a Night」が流れます!
こちらはフルバージョンで聴けたので大満足。
出演者によるダンスシーンは本編とは切り離されているので、ここだけでもミュージックビデオとして楽しめます!
映画本編はF・ヴァリを中心にメンバーとの友情と確執、仕事と家族、名曲が作り出された背景などが描かれています。
本編はストーリーの区切りごとに俳優が観客に向かって語りかけてくれるので、「何が起きたのか」「なぜそうなったのか」など非常に理解しやすいまま観る事が出来ます。
このような演出を"第四の壁を壊す・破る"と呼ぶそうです。
『古畑任三郎』で田村正和さんがスポットライトの中、事件解決のヒントを語るシーンといえば分かりやすいでしょうか?
ブラピとE・ノートンの『ファイトクラブ』にもありました。

お気に入りは再結成のライブシーン。
顔のシワが随分増えたメンバーが再び集まりステージに立つ。
ステージの後ろを向きクルッと振り返った直後、若かりし姿に戻るシーンはグッときます!
F・ヴァリやバンドの楽曲を少しだけ知っていたのもあり、映画で描かれるエピソードや演奏シーンはとても楽しめました!
何より長年謎だった曲も判明してよかった!
監督のクリントイースト・ウッドは80歳を超えてますね。
それでも数年に1〜2本のペースで映画を作り続けていてすごいなぁ。
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